RIZAP、グループ企業「減量」で損失計上

公開日付:2019.02.15

 2月14日、RIZAPグループ(株)(TSR企業コード:295695790、札証アンビシャス)は2019年3月期第3四半期(4-12月)の決算説明会を開いた。説明会には瀬戸健・代表取締役社長、松本晃・取締役が出席した。
 19年3月期第3四半期(累計)は11月から着手している構造改革により、営業利益は▲57億9,900万円(前年同期80億8,200万円の黒字)、四半期利益は▲81億2,600万円(同52億100万円の黒字)と大幅な赤字を計上した。グループ会社の「減量」による構造改革について、瀬戸社長は「今期中に損失を確定させる」と強い意欲を見せた。

本業は「好調」をアピール

 美容やヘルスケアを中心としたRIZAP関連事業の好調に加え、新規連結が寄与して第3四半期の累計売上高(連結)は1,724億400万円(前年同期比73.9%増)と、7期連続の増収となった。利益は「グループ企業の経営再建の早期完遂」、「事業の選択と集中」、「新規M&Aの原則凍結」を柱とする構造改革を進め、大幅な赤字を計上した。

 具体的な構造改革として、2018年12月に連結子会社のSDエンターテイメント(株)(TSR企業コード:010040854、JASDAQ)のエンターテイメント事業を北海道SOキャピタル(株)(TSR企業コード:034082999)に売却。今年1月には(株)ジャパンゲートウェイ(TSR企業コード:296432849)を(株)萬楽庵(TSR企業コード:402883560)に譲渡した。これに伴い、第4四半期は7億7,000万円の売却損を計上する。

グループ企業・事業の再編、加速へ

 第4四半期は、グループ企業・事業の再編を集中的に実施し、構造改革を加速させる方針を明らかにした。瀬戸社長は、「多額の赤字を出している企業を優先し、大きく踏み込んで再生に注力する」とし、今期中に「(構造改革に伴う)損失を確定する」と語った。
 これに伴い、事業売却損及び構造改革関連費用の追加発生が見込まれるが、通期業績への影響は「精査中」とした。

会見する瀬戸社長(左)と松本取締役 東京商工リサーチ