会見に詰めかけた記者からは、損失の具体的な金額、売却対象となるグループ企業への質問が相次いだ。瀬戸社長は明言を避け、「今期中に大きく踏み込んで損失を確定させたい」と強調するにとどめた。
構造改革担当の松本取締役は、構造改革のスピード感を問われ、「まあまあ」と評価した。瀬戸社長と松本社長のコミュニケーションは取れており、ロードマップで進捗を確認しているという。
松本取締役は「ひとつひとつやっていけば2019年には少しずつ回復し、2020年には本格復活できるのではないか」と見通しを述べた。
自身の去就を問われ、松本取締役は「役目は半分終わったと感じている」としながらも、「去就は決めていないが、瀬戸社長との関係は切れることはない」と明言した。
第4四半期で一層の事業売却を進め、2019年3月期で損失を確定、来期への黒字復活を見すえている。RIZAPグループが「減量」をコミットできるか注目される。
(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2019年2月18日号掲載予定「Weekly Topics」を再編集)
上島珈琲店を展開するUCC上島珈琲(神戸市中央区)が2019年2月1日から東京・大手町フィナンシャルシティ店の支払いを完全キャッシュレスにした。