ZOZO<3092>が2018年4月27日に発表した3カ年(2019年3月期-2021年3月期)の中期経営計画に初年度から黄色信号がともった。

計画達成に必要な3つの革命として挙げた「服の買い方革命」「服の選び方革命」「服の作り方革命」を後押しする、3つの試みに早くも躓きがみられるからだ。

ZOZOは2019年1月31日に2019年3月期通期業績予想の修正を行っており、「中期経営計画への影響については「現在精査中」という。

前澤友作社長は「本業に集中します。必ず結果を出します」とツイッターで宣言しているが、2019年3月期の未達分を残り2年で取り返すことは可能なのか。中期経営計画の詳細を見てみると。

3つ革命を後押しする3つの試みとは

3つ革命を後押しする3つの試みとは「BtoB事業再強化」「広告事業スタート」「スタートトゥデイ研究所(現ZOZO研究所)」がそれ。

BtoB事業とは服やバッグなどのファッション商品のEC(電子商取引)サイトの構築や運営の受託事業で、目標数値は商品取扱高で2019年3月期が100億円、翌年が200億円、最終年度が300億円。

2018年12月末の受託サイト数は、2018年9月末よりも6サイト多い18サイト。同時期(2019年3月期第3四半期)の商品取扱高は前年同期比23.3%増の66億5600万円となった。この状況を見る限り2019年3月期の100億円の目標達成は不可能ではなさそうに見える。

ただ初年度の100億円から翌年の200億円、さらに翌翌年の300億円と2年で3倍に急拡大するためには、2019年3月期第3四半期に実現した前年同期比23.3%増では、とても追いつかない。何らかのテコ入れが必要だ。

2つ目の試みである広告事業の動きもさえない。主力のファッション通販サイトZOZOTOWNを中心に広告掲載料を稼ごうという作戦で、2019年3月期に30億円、翌年50億円、最終年度100億円が売上目標。

2019年3月期第3四半期の広告売上高は8億5700万円で、残り3カ月で目標の30億円を達成するのは難しい状況だ。ましては50億円、100億円と2年間で3.3倍に急拡大を実現するためには、BtoB事業同様、テコ入れが欠かせない。

中期経営計画(同社ホームページより)