2019年に入って「希望・早期退職」の募集を発表する企業が相次いでいる。昨年は年間を通じて12社(東京商工リサーチ調べ)だったが、今年は様相が一転、年明けからひと月余りで早くも5社に上る。このうち、アルペン<3028>、カシオ計算機<6952>、協和発酵キリン<4151>は設立以来初の募集に踏み切る。
米中貿易摩擦に伴う中国経済の減速などを背景に、ここへきて製造業を中心に2019年3月期業績見通しの下方修正が広がっている。景気の潮目の変化が人員削減の動きにつながっている可能性がある...
ワタミのM&A戦略に変化が現れてきた。この3年間で4件の子会社売却を実施したワタミが、2019年2月18日に飲食店事業の香港合弁会社を完全子会社化する。
日立製作所が攻守で活発な動きを見せている。英国の原子力発電所新設計画を凍結する「守り」の策と、スイスABBの送配電事業の取得、台湾のエレベーターメーカーの買収という「攻め」の策を相次いで打ち出した。