【株価】経営統合を好感し上昇

 株価は上昇基調をたどっている。ファミリーマートは2015年3月にユニーグループ・ホールディングスと協議を始めると発表。15年10月には経営統合に向けて基本合意書を締結すると発表し、経営統合による規模拡大や経営効率化への期待が株価にも反映されているようだ。2016年8月には8000円に迫る水準まで上昇した。2016年8月にユニーグループが連結子会社だったさが美の株式を譲渡すると発表しており、統合前に不採算事業の整理を実行したことも評価につながったようだ。

 今期の予想PER(株価収益率)は約41倍。セブン&アイ・ホールディングス(49倍)よりも低いが、ローソン(23倍)と比べてかなり高く、株価は割安感に乏しい。一段の上昇にはセブンイレブンやローソンを下回る平均日販の引き上げや、不振の総合スーパー事業の立て直しが欠かせない。

【まとめ】業界1位へ3つのハードル

 ファミリーマートはエーエム・ピーエムやココストアの買収に続いて、サークルK・サンクスを傘下に持つユニーGHDと合併し、コンビニ業界2位という規模を手に入れた。しかし、過去の買収と比べてサークルK・サンクスは店舗数が非常に多く、統合作業は決して容易ではない。、ユニーGHDとのブランド統合、新規事業による平均日販の上昇、総合スーパー事業の立て直しの3つのポイントが今後業界1位へ昇りつめられるかどうかの鍵となるだろう。

この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。

文:M&A Online編集部

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