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「山一証券」廃業から20年、金融版図は一変した

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旧山一証券の本社ビル(東京都中央区)

  山一証券が破たんして今日で20年になる。1997年11月24日、自主廃業の届けを出し、四大証券の一角が崩れた。この1週間前には北海道拓殖銀行が行き詰まり、都市銀行として初めて破たんした。「悪夢の一カ月」を経て、業界版図は一気に塗り替えられることになった。

3度目の「復活」はなかった

 山一証券といっても、今の20代、30代の人にはピンとこないだろう。それ以上の年代層には、「社員の皆さんは悪くありません。私たち経営陣が悪いんです」と号泣会見した野沢正平社長の姿が思い出されるに違いない...

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