2023年のTOB(株式公開買い付け)件数は74件と前年を15件上回り、2009年(79件)以来の高水準となった。「公開買付代理人」の座を巡る争いではSMBC日興証券が21件と、2位の野村証券(10件)に大差をつけて3年連続トップに立った。
M&A Online編集部が今回取り上げる一冊は「バベルの塔の人々」。主人公の秋月は国内証券最大手、武蔵証券のグローバル人事部長。「武蔵証券、ウォールストリート証券の救済で名乗りか」。こうした観測記事が嵐の到来を告げることになるとは……。
TOB(株式公開買い付け)が昨年来、高水準で推移している。TOBの盛り上がりに伴い、激しさを増しているのが買付代理人の座をめぐる争奪戦だ。証券会社別の最新ランキングは?
どうなる2018年 株価とM&A の関係は?
山一証券が破たんして今日で20年になる。1997年11月24日、自主廃業の届けを出し、四大証券の一角が崩れた。この1週間前には北海道拓殖銀行が行き詰まり、都市銀行として初めて破たんした。「悪夢の一カ月」を経て、業界版図は一気に塗り替えられることになった。