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ピザ「10・4(テン・フォー)」も!2017年1-10月 飲食業の倒産状況

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※画像はイメージです

公開日付:2017.11.09

 今年2月から、個人消費喚起を向上させるキャンペーンとして鳴り物入りで、プレミアムフライデーが実施されたが、それを尻目に2017年1-10月の「飲食業」の倒産は634件に達した。前年同期より2割増で推移し、3年ぶりに年間750件を超える勢いをみせている。
 負債総額は、負債1億円以上5億円未満の企業倒産が4割増と負債を押し上げ、10月までですでに前年を上回った。ただし、全体では負債1億円未満の小・零細規模が89.1%を占めた。
 飲食業倒産の増加は、仕入や人手不足による人件費増加などのコストアップが影響しているとみられる。さらに、景気実感の乏しさを背景とした個人消費の鈍さが倒産増加に拍車をかけているとみられる。

※調査対象の「飲食業」は、食堂,レストラン、専門料理店、居酒屋などの酒場,ビヤホール、喫茶店、宅配飲食サービス業、持ち帰り飲食サービス業などを含む。

2017年1-10月の「飲食業」倒産、前年同期比19.8%増

 2017年1-10月の「飲食業」倒産は、634件(前年同期529件)で、全体の倒産件数が低水準で推移するなかで、前年同期より2割増のハイペースで推移している。
 このままの状況で推移すると、年間(1-12月)ベースでは、2014年(768件)以来、3年ぶりに750件を上回る可能性が出てきた。

東京商工リサーチ調べ

負債1億円未満が約9割

 2017年1-10月の負債総額は359億1,500万円(前年同期比22.5%増)で、10月の集計時点で既に前年(1-12月)の負債総額(336億8,100万円)を上回った。
 負債10億円以上の大型倒産は前年同期同数の4件だった一方で、負債1億円以上5億円未満が58件(前年同期比41.4%増、前年同期41件)と大幅に増加したことが影響した。
 ただし、全体では負債1億円未満が565件(構成比89.1%)と約9割を占め、小規模企業倒産がほとんどを占めている。

業種別、居酒屋など「酒場,ビヤホール」が約4割増

 業種別では、最多が「食堂,レストラン」の168件(前年同期比38.8%増、前年同期121件)だった。次いで、日本料理・中華料理・フランス料理店などを含む「専門料理店」が164件(同7.8%増、同152件)、居酒屋などを含む「酒場,ビヤホール」が98件(同38.0%増、同71件)、「喫茶店」が52件(同40.5%増、同37件)とそれぞれ増加が目立った。
 このほか、宅配ピザ店などを含む「宅配飲食サービス」が37件(同8.8%増、同34件)、持ち帰り弁当店などの「持ち帰り飲食サービス業」が18件(同50.0%増、同12件)など。

TSR

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