ソニーは第三次中期経営計画で、2020年度の売り上げや利益の目標数字を示さなかった。2018年3月期が大幅な増収増益となるものの、2019年3月期は減収減益に転じるなど、単年度で見るとデコボコがあるためだ。
そこで公表したのが2018年度から2020年度までの3年間合計のキャッシュフロー2兆円という数字。この3年間で創出されるキャッシュフローについては半導体の設備投資に1兆円、残りのおよそ半分ずつを戦略投資と、財務体質強化や株主還元などに回す計画だ...
中部電力が「電力再編」の荒波に飲み込まれている。再編相手と目されているのは国内電力最大手の東京電力HD。東電との合弁企業であるJERAは2019年4月に火力発電事業の一本化に踏み出す。中部電と東電の本体同士の経営統合も現実味を帯びてきた。
タカラトミーが成長軌道に復帰しつつある。米国事業での構造改革費用がかさみ、過去5年で3度の最終赤字に陥ったが、2018年3月期は2年連続で最終黒字を見込む。タカラトミーが合併で発足して早12年、長いトンネルを抜け、攻めの経営へ視界が開けてきた。
アスラポート・ダイニングは2018年8月に、ジャパン・フード&リカー・アライアンスを完全子会社化する。両社の売上高はほぼ同規模なため今年度の売上予想を単純に足すと単独の2倍近い740億円になる。一気に売上高1000億円の大台が視野に入ってきた。
経営危機のどん底からよみがえった「メガネスーパー」。2017年に持株会社制へ移行し、「ビジョナリーホールディングス」として新たな歴史を刻み始めている。投資ファンドによる再建を果たした同社は、M&Aで新分野を開拓し、次なる飛躍を果たそうとしている