2023年度入りの4月に合わせ、社名を変更した上場企業は13社を数え、年明け1月の5社を大きく上回る。持ち株会社制への移行に伴う社名変更が6社とほぼ半数を占める一方で、持ち株会社制の廃止を理由とする企業も3社ある。業歴が1世紀に及ぶ「100年企業」も5社含まれる。さて、どんな顔ぶれなのだろうか?
社名変更した13社はいずれも4月1日付。このうち企業規模が最も大きいのがモーター大手の日本電産。今年創業50周年を迎えたのを機に、同社の製品ブランドである「ニデック」に社名を統一した...
2023年10月期に3期ぶりに本業の儲けを示す営業利益で黒字転換を目指している回転ずしチェーンくら寿司の目論見に黄信号が灯り始めた。
上場企業による事業撤退が続いている。いずれもコロナ禍などの影響で収益力に問題が生じていたためで、本業に経営資源を集中させることで企業価値を高めるとの判断を下した。