内製化のためのM&Aは、さらに進む。2009年5月に子会社を通じて、スーパーマーケット運営のハナマサ(東京都港区)の子会社で食品メーカーのハナマサ太公(東京都江戸川区)から食品製造・食肉加工事業を取得すると発表した。
2012年12月には水産加工品製造・販売業のほくと食品(宮城県石巻市)の完全子会社化を発表する。三陸で水揚げされた魚を石巻漁港近くの冷凍加工場でレトルト商品などに加工し、全国の「業務スーパー」に供給した...
近代ニッポンにおける資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一(1840~1931)。生涯に500余りの企業・団体の設立にかかわったとされ、その1つが渋沢倉庫だ。現在、全国に3900社近くある上場企業のうち、「渋沢」の名を冠した唯一の企業でもある。
横浜ゴムは国内3位、世界8位のタイヤメーカーだ。とはいえ国内首位のブリヂストンとは売上高で5倍以上の開きがある。半ば装置産業であるタイヤ製造ではスケールメリットが物を言う。巨大なライバルとどう戦うのか?そこでチャレンジしたのがM&Aである。
平和が2011年にゴルフ場運営会社のPGMホールディングス(現パシフィックゴルフマネージメント)を子会社化したあと、12件(16ゴルフ場)のゴルフ場の取得を発表した。今後もこのペースは維持できるのだろうか。
JSRは最先端の半導体製造に用いるEUV(極端紫外線)用フォトレジスト(感光材)メーカーの米国インプリア完全子会社化する。4カ年の中期経営計画に沿った決断だ。4年後はどのような姿になっているのだろうか。