2020年4月24日、米アップルが廉価版となる「iPhone SE」の第2世代を発売する。2016年3月に発売した初代「SE」同様、最新の上位機種である「iPhone11」や「iPhone11 Pro」と同じ最新のCPUを搭載しながら、価格を約4〜6割引き下げた「お買い得」なモデルだ。
基本機能は同等ながら、付帯機能で見劣り
当然、安いには理由がある。カメラや防水、ロック解除といった付帯機能をアップデートしないことで、低価格を実現しているのだ。とはいえ、スマートフォンの使い勝手を大きく左右するCPUは同じ、内部ストレージも十分で、通常使用での不便は全くない。
しかも、新型「SE」に周辺機器を装着することで、上位機種と同じ機能を実現することも可能なのだ。「安くて11シリーズと同レベルの高機能な新型SE」を手に入れるためには、何が必要なのか。
先ずは新型「SE」と「11」シリーズの違いを見ていこう。通信規格は3機種とも第4世代(4G)のLTEを採用しており、通信速度に変わりはない。現行のiPhoneでは第5世代(5G)に対応したモデルはなく、2020年秋に発売予定の「iPhone12」以降での対応になる予定だ。
機種比較表 | (←は左と同じ) | ||
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機種名 | iPhoneSE
(第2世代) | iPhone11 | iPhoe11 Pro |
最低価格(税別、円) | 44,800 | 74,800 | 106,800 |
SEとの価格差(円) | − | 30,000 | 62,000 |
通信規格 | 第4世代(4G)LTE | ← | |
画 面 | 4.7インチ | 6.1インチ | 5.8インチ |
サイズ(縦×横×厚さ=mm) | 138.4×67.3×7.3 | 150.9×75.7×8.3 | 144.0×71.4 ×8.1 |
重 量 | 148g | 194g | 188g |
CPU | A13 Bionicチップ | ← | ← |
内部ストレージ | 64GB 128GB 256GB | 64GB 128GB 256GB | 64GB 256GB 512GB |
標準(広角)カメラ | 1倍 | ← | ← |
超広角カメラ | × | 0.5倍 | ← |
望遠カメラ | × | × | 2倍 |
ナイトモード(夜間撮影) | × | ○ | ○ |
防水性能 | 水深1メートルで最大30分間 | 水深2メートルで最大30分間 | 水深4メートルで最大30分間 |
セキュリティー | Touch ID | Face ID | ← |