「クスリのアオキ」は、なぜ食品スーパーの買収に動くのか
クスリのアオキホールディングスがコロナ禍の中、食品スーパーの買収を活発化させている。同社は2006年に東京証券取引所に上場して以来、適時開示したM&Aは1件もなかっただけに、大きな方向転換となる。
M&A Online
| 2020/10/23
2020.10.23
イオン<8267>が生鮮食品や日用品などを取り扱う傘下のディスカウントストアのビッグ・エー(東京都板橋区)と、アコレ(千葉市)の2社を経営統合する。
ビッグ・エーはダイエーの子会社で、ダイエーがイオン傘下に入ったことで2019年にイオングループ入りした。アコレはイオンが2014年に設立した企業で、ビッグ・エーが2021年3月1日に、アコレの店舗事業を吸収分割によって承継する。
2020年8月末時点で、ビッグ・エーとアコレの合計店舗数は344店舗、従業員は2771人に達する...
クスリのアオキホールディングスがコロナ禍の中、食品スーパーの買収を活発化させている。同社は2006年に東京証券取引所に上場して以来、適時開示したM&Aは1件もなかっただけに、大きな方向転換となる。
新型コロナウイルスの影響で多くの企業が苦境に陥る中、業績を上方修正する企業が目立ち始めてきた。テレワークや巣ごもりに伴う売り上げの増加や、経済活動再開の動きなどによる業績の回復を見込んでいるのだ。
ライフコーポレーションが好調だ。同社は新型コロナウイルスの影響を理由に7月と9月に2度、業績を上方修正しており、2021年2月期の最終利益は前年度比約2倍の増益を見込む。