2020年10月、米アップルのタブレット端末「iPad」の中位機「Air」(第4世代)が発売される。頭脳に当たるCPUに「A14 Bionic」チップをアップル製品で初搭載した最新モデルとして話題となった。デザインも上位機の「Pro」とそっくりに。

大幅に機能強化した新型「Air」だが…

これまでは対応していなかった「Pro」向けのキーボードやペンも使えるようになった。メディアのレビューでは「買い」の高評価ばかりだが、本当にそうなのか?

これまでアップルは製品序列に厳しく、最新のCPUはまずスマートフォンの「iPhone」シリーズに搭載し、次に「iPad」上位機の「Pro」、中位機の「Air」、廉価版の無印「iPad」の順に搭載してきた。

しかし、今回は現行の「Pro」に搭載されている「A12Z Bionic」よりも基本設計が2世代新しい「A14 Bionic」を「Air」に採用。「Pro」でしか使えなかったマグネット充電可能な「Apple Pencil」の第2世代や、トラックパッド、充電用の USB-C ポート、バックライトキーを内蔵する「Magic Keyboard」にも対応する。

iPadスペック比較
グレード上位機中位機中位機廉価版
モデル名iPad Pro
(現行)
iPad Air
(新型)
iPad Air
(旧型)
iPad
(新型)
発売年月2020年3月2020年10月2019年3月2020年9月
記憶容量128GB/256GB
512GB/1TB
64/256GB64/256GB32/128GB
CPUA12Z BionicA14 BionicA12 BionicA12 Bionic
背面カメラ1200万画素1200万画素800万画素800万画素
前面カメラ700万画素700万画素700万画素120万画素
Apple Pencil第2世代第2世代第1世代第1世代
Magic Keyboard対応対応非対応非対応
価 格
(税別)
8万4800円〜6万2800円〜5万4800円〜3万4800円〜

基本性能では下位の「Air」が上位の「Pro」と同等か上回っている。これが新型「Air」の評価が高い理由である。確かにその通りだ。ただし、その優位性は「現時点」では…だ。では、一体何が問題なのだろうか?