ゲーム企業の買収から始まったM&A

最初のターゲットは買収したセガと同じテレビゲーム開発会社だった。2005年にグループ会社のセガオブヨーロッパを通じて「Rome:Total War」を手がけた英クリエイティブ・アセンブリ(The Creative Assembly)を推定3000万ドル(約32億8000万円)で完全子会社化。

2006年にはサッカーチーム運営ゲームなどを手がける英スポーツ・インタラクティブ(SPORTS INTERACTIVE)も完全子会社化するなど、ゲームが主力となるエンタテインメントコンテンツ事業の強化を図った。

2013年には市場が急拡大していたモバイル向けゲームアプリへ進出するため、2月に携帯電話ゲーム事業を手がけるバタフライ(東京都新宿区)の株式75.8%を取得して子会社化した。バタフライはディー・エヌ・エーが運営する「Mobage(モバゲー)」内で、パチンコ型モバイルオンラインゲームやソーシャルゲームを展開していた。

同11月には子会社であるセガ100%出資の新会社セガドリーム(現 アトラス)が、民事再生手続きを申し立てたインデックスのデジタル事業を譲り受けることを発表した。譲受したのはデジタルゲーム事業(コンソールゲーム、ソーシャルゲームの企画・開発)、コンテンツ&ソリューション事業(コンテンツ配信、システム開発、遊技機関連開発受託、インターネット広告など)、アミューズメント事業(業務用アミューズメント機器の開発・販売)、およびこれらに関連する事業だ。

インデックスから引き継いだアトラスのゲームタイトル(同社ホームページより)

インデックスは「アトラス」ブランドでゲームセンター向けのコンソールゲームなどのアーケードマシン事業やアミューズメント施設運営が主力事業。「プリント倶楽部」などのヒットもあったが、競争激化で経営破綻に追い込まれた。