農薬メーカーのOATアグリオ<4979>が業績を着実に伸ばしている。2010年に大塚化学からMBO(経営陣による買収)の形で分離・独立し、14年に株式上場を果たした。製品開発力の強化や海外展開に積極的に取り組み、この間、売上高は年平均8%で拡大し、営業利益率も2ケタをキープする。
11月には売上高の半分を超える78億円を投じて、収穫後の切り花などを長持ちさせる鮮度保持剤の世界的メーカー、クリザール(オランダ)の買収を発表。大型M&Aでも農薬業界の注目を一躍集める存在になった...
ソラストが介護事業で攻勢を強めている。その原動力が積極的なM&A。同社は診療報酬請求や受付・会計などの医療事務受託のリーディングカンパニーだが、次代の“エース”の座を託すのが介護事業だ。