セガサミーホールディングスは傘下企業を通じて、オンラインカジノ(iGaming)用コンテンツを提供するオランダStakelogic B.V.(アイントホーフェン市。売上高48億1000万円、営業利益△24億6000万円、純資産17億7000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。本格参入を進めている北米オンラインカジノ市場での競争力向上につなげる狙い。取得価額は企業価値約216億円をもとに算定する。取得完了は2025年4~6月を見込む。
セガサミーは米国を中心にオンラインカジノの運営者向けに利用者データの統合管理システムなどを提供するGAN Limited(英領バミューダ)を160億円超を投じ、年内に子会社化することになっており、GANとStakelogicとの連携により、北米でのゲーミング事業の立ち上げを効果的に進められると判断した。
オンラインカジノはインターネットを通じて実際に金銭を賭け、ルーレットやスロットなどのゲームができるサービス。オンラインカジノに関し、米国では合法化州が7州にとどまるが、全米各地で解禁に向けた議論が進んでいるという。
Stakelogicは2013設立。「スロットゲーム」に加え、ルーレット、ブラックジャック、バカラやライブゲームショー どをオンラインで遊ぶことができる「ライブテーブルゲーム」、「ハイブリッドゲーム」を開発、提供している。