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【ゼンショー】海を渡った牛丼、次は寿司か?和食か?海外M&Aに舵

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ゼンショーホールディングス<7550>は288億円を投じて、米国内で約3700店、カナダ、オーストラリアを合わせると4000店舗を超える持ち帰り寿司店を運営する米国のAdvanced Fresh Concepts Corp.(AFC)を完全子会社化した。

少子高齢化の日本から大海原の広がる海外へ

同社はこの4000店のネットワークを活用し、すでに海外展開中の牛丼の「すき家」などでメニュー開発、食材調達、物流、店舗運営、店舗立地開発などのシナジー効果を引き出す作戦だ。

同社ホームページより

さらに持ち帰り寿司のメニュー開発や食材調達などで直接的にシナジー効果が見込める回転寿司チェーンの「はま寿司」や、和風ファストフードチェーンの「なか卯」などでも海外進出の可能性が高まってきた。

これまで積極的にM&Aに取り組んできた同社だが、今回の米国の持ち帰り寿司AFCの買収を機に、M&Aの軸足が少子高齢化、人手不足の荒波が押し寄せる国内から、大海原が広がる海外に移ることになりそうだ。

のれん代は150億円

AFCの2017年6月期の売上高は2億2600万ドル(253億円)、営業利益は2837万ドル(32億円)、純資産は1億272万ドル(115億円)だった。買収価格は2億5710万ドル(288億円)のため、純資産の2倍以上を支出することになる。

この超過部分がいわゆるのれん代だが、4000店以上のネットワークや、AFCの出店先であるスーパーとのつながりなどは、同社にとって170億円ほどの価値があるとの判断のようだ。

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