ご注意ください
この記事は公開から1年以上経っています。掲載されている情報は、公開当時のものです。

失敗? 成功? 巨額損失を計上したM&A10選(2)

alt

番外編 M&Aだけじゃない!海外で立ち上げた子会社での損失

・王子ホールディングス<3861>
王子ホールディングスは、中国江蘇省に江蘇王子(製紙工場)を立ち上げ、2010年から本格操業させた。しかし、景気の減速で洋紙の需要も減退、16年3月期には有形固定資産など566億円の減損損失を計上した。
【企業力分析】王子ホールディングス コンプライアンスの虚実

・リコーインド
リコーのインド子会社であるリコーインドは、93年にRPGグループとの合弁会社として発足した。しかし、16年3月期の監査法人による監査の過程で利益水増しなどの不正会計が発覚。16年3月期、17年3月期合わせて171億円の損失を計上することとなった。米国シンクタンクによる「2016年世界で最も倫理的な企業」に選出された直後の皮肉な公表となった。

・富士フイルムホールディングス<4901>
富士フイルムホールディングスは、富士ゼロックスのニュージーランド販売子会社で会計処理に不備があったことを17年4月中旬に公表。本来、決算期末から45日以内(5月15日)に発表するはずの17年3月期の決算発表を延期している。富士フイルムの発表では、複合機のリースにかかる取引で累計220億円の利益過大計上の可能性があるとしている。
【富士フイルム】M&Aで事業構成の劇的な入れ替えに成功

この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。

文:M&A Online編集部

関連リンク 失敗? 成功? 巨額損失を計上したM&A10選

M&A Online編集部

M&Aをもっと身近に。

これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。


NEXT STORY

東芝の減損の謎(続き)

東芝の減損の謎(続き)

2017/04/01

東芝は、最終赤字が1兆100億円になる見込みであると公表しました。買収した米原発事業の巨額損失を計上するに至った経緯をまとめてみました。

関連のM&Aニュース