経営の主導権をめぐって内紛状態にあった住宅設備機器大手、LIXIL(リクシル)グループの定時株主総会が25日、都内で開かれ、瀬戸欣哉前社長兼CEOら14人が取締役に選任された。会社提案の取締役候補10人(株主提案との重複が2人)のうち2人が過半数の賛成票を得られず否決されたのに対し、瀬戸氏が株主提案した自身を含む取締役候補8人は全員承認された。会社側は株主総会開催にあたり、株主に対して委任状による会社提案への支持票のとりまとめとともに、株主提案への否決を要請していたが、目論見が外れた。

選任された取締役のうち重複する2人はもともと株主提案の候補者であることから、取締役会の構成は会社側6人、株主提案側8人となり、瀬戸氏らが経営の主導権を握る形となる。トップ人事に端を発した経営対立は6カ月に及ぶが、混乱が収束し、経営の正常化が実現するかどうかはなお不透明な情勢だ。

この日の総会は午前11時に始まり、午後3時40分過ぎに終了した。この間、出席株主に対するマークシートによる採決の集計のために2時間近い待機時間を要した。

議案はいずれも取締役候補者の選任に関するもの。第1号議案は会社が提案する8人、第2号議案が会社と株主の双方が提案する2人、3号議案は株主が提案する6人。

会社提案のうち否決されたのは竹内洋・元財務省関税局長、福原賢一・ベネッセホールディングス副会長の2氏。