話はこれで終わりません。2017年3月29日、ウェスチングハウスとS&Wを含む関係会社は、米国連邦倒産法に基づく再生手続を申立て、再生手続を開始しました。東芝が期限の2017年2月に第3四半期決算を公表できず、4月になってようやく公表した時点では、ウェスチングハウスが破綻していたということになります。 この結果、なんとウェスチングハウスとその関係会社は、東芝の連結対象外となりました...
今年も本格的な就職活動が始まりました。バブル期を超える空前の「売手市場」ということで、報道では「ホワイト企業」であることをアピールするため、「有給取得率」「残業時間の考え方」といったことを学生に説明する企業も多いとのこと。企業がそこまで学生寄り添っていくのはなぜでしょうか。それはもちろん優秀な人材を集めたいからです。今回は、人に関する会計基準を考えていきたいと思います。
東芝の過去の決算の利益の減額は総額2248億円にのぼるそうだ。不適切会計の発覚後、金額の大きさに加えて、いわゆるガバナンス優良会社と言われてきた会社の不祥事ということで非常に大きな注目を集めた。その東芝の不適切会計の要因の一つに、「チャレンジ」と称する業績プレッシャーがあったということが第三社委員会報告書でも指摘されている。不正の要因の1つに「プレッシャー」があるとされていることから今回は、プレッシャーについて少し考えてみる。
聞き慣れない方もいる、D&O保険。役員が損賠賠償訴訟を起こされるときにかかる費用を補償するための保険である。保険料は会社が負担していいのか? どういうときに支払われるのかなど、D&O保険について説明する。