その後、東芝とPwCあらた監査法人の関係が急激に悪化していきます。四半期決算については、監査より簡易な「レビュー」が実施されますが、2016年12月の第3四半期決算のレビューがいつまでも終わることがなかったのです。
ウェスチングハウスの内部管理をめぐる不正があったことから、PwCあらた監査法人は調査する必要があるとし、東芝は2016年12月までの第3四半期決算の公表が出来なくなりました...
今年も本格的な就職活動が始まりました。バブル期を超える空前の「売手市場」ということで、報道では「ホワイト企業」であることをアピールするため、「有給取得率」「残業時間の考え方」といったことを学生に説明する企業も多いとのこと。企業がそこまで学生寄り添っていくのはなぜでしょうか。それはもちろん優秀な人材を集めたいからです。今回は、人に関する会計基準を考えていきたいと思います。
東芝の過去の決算の利益の減額は総額2248億円にのぼるそうだ。不適切会計の発覚後、金額の大きさに加えて、いわゆるガバナンス優良会社と言われてきた会社の不祥事ということで非常に大きな注目を集めた。その東芝の不適切会計の要因の一つに、「チャレンジ」と称する業績プレッシャーがあったということが第三社委員会報告書でも指摘されている。不正の要因の1つに「プレッシャー」があるとされていることから今回は、プレッシャーについて少し考えてみる。
聞き慣れない方もいる、D&O保険。役員が損賠賠償訴訟を起こされるときにかかる費用を補償するための保険である。保険料は会社が負担していいのか? どういうときに支払われるのかなど、D&O保険について説明する。