今後も成長が見込まれる自動車向け炭素繊維部品では、国内化学合繊大手がM&Aでしのぎを削っている。三菱ケミカルは2017年10月に自動車用の炭素繊維複合材部品を生産する伊C.P.C. SRLに約80億円出資し、持株比率を44%とした。
東レ<3402>は蘭テンカーテ・アドバンスト・コンポジット・ホールディングを約1200億円で買収した。テンカーテは航空機向け炭素繊維複合材部品が主力だが、今後は自動車部品に注力するという...
G-FACTORYは飲食店経営のM.I.T(東京都渋谷区)を完全子会社化。同社が経営する飲食店の拡充、新業態開発、海外進出による多店舗展開の加速を狙う。海外展開、M&Aが2019年のキーワードになりそうだ。
カセットテープのトップブランドだった「マクセル」。カセットテープは今も使われているが、最盛期に用いられた音楽録音用媒体としては次々に登場する新しいメディアに主役を奪われた。カセットテープの凋落後、マクセルは波乱万丈の歴史を刻むことになる。
城南進学研究社は「総合教育ソリューション企業」を経営の旗印とする。大学受験の「城南予備校」から出発し、小中高生、乳幼児、大学生、社会人まで教育サービスを広げてきた。こうしたフルライン戦略を可能したのがM&Aによるグループ経営の推進だ。