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【帝人】M&Aで素材メーカーから自動車部品メーカーへ「転身」

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炭素繊維で生き残りをかける

2008年6月には炭素繊維をはじめとする先進複合材料の設計・開発を手がけ、競技用舟艇や航空宇宙、自動車ボディなどの設計や製作、エンジニアリングで成果をあげていたジーエイチクラフトを子会社化している。

炭素繊維以外でも自動車産業への参入をにらんだM&Aがあった。2001年2月にアコーディスから買収した「トワロン」事業をTeijin Twaron B.V.として引き継いでいる。トワロンはタイヤ内部のベルトとして利用される材料だ。

2017年からは自動車産業とのかかわりを素材供給から部品へと深化させるためのM&Aに踏み込んだ。同1月に北米最大の自動車向け複合材料成形メーカーであるコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(Continental Structural Plastics Holdings Corporation)の全株式を約840億円で取得し、完全子会社している。

自動車向け複合材料成形メーカー・米コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックスの生産現場

帝人は同社の買収について「世界的に環境規制の強化が進んでおり、自動車業界においてはCO2排出量の抑制や燃費効率の飛躍的な向上が求められ、従来は到達し得なかった水準の車体軽量化が不可避となっていること」(同社発表資料)から、炭素繊維やガラス繊維などの複合材料の利用が加速するとみている。

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