代表取締役の三木谷浩史氏は創業者であり、現在、会長兼社長である。それは楽天が「三木谷浩史氏の会社」であることを如実に物語っている。三木谷浩史氏は一橋大学商学部を卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。ハーバード大学経営大学院を修了し、1995年に興銀を退社。その後、楽天を創業し、会長に就任した。フォーブス誌の日本人富豪ランキングの常連としても知られる。
なお、下表のように楽天役員陣に同族色はなく、社外取締役・監査役として多方面の人材を擁している...
2007年に経営統合した日本レストランシステムとドトールコーヒー。競争激化で業界勢力図がめまぐるしく変化する外食産業でトップ企業にあり続けるには。経営統合後の伸び悩みを打開すべく、M&Aによって事業領域を拡大するドトール・日レスを追った。
エス・エム・エスは2003年に設立されたヘルスケア関連企業だ。医療、看護、介護分野の情報サイトや人材サービスを展開し、高齢者の増加を追い風に12期連続で増収増益を達成した。さらなる成長に向けて海外M&Aも積極化している。
森永製菓は食品業界の中でもM&Aに積極的な会社ではない。しかし数少ない買収案件である「ステラおばさんのクッキー」を手がけるアントステラは2008年に森永傘下に入り着実に成長した。一方で食料品卸売事業はM&Aで不採算部門の切り出しを進める。
リクルートホールディングスが海外でM&A攻勢をかけています。2016年3月期の連結売上高は1兆5000億円を超え、4年前から倍増。国内の人材会社ではダントツですが、世界ではまだ4位。人材系企業で世界一を狙うリクルートのM&A戦略を検証します。