携帯電話で送金できる新サービスが近く、スタートする見通しだ。

仮想通貨技術の一つであるブロックチェーンを用いたもので、携帯電話用の送金アプリケーション「Money Tap(マネータップ)」によって、365日24時間いつでも安全で即時に送金ができるようなる。

送金手数料が銀行振り込みよりも大幅に安くなる見通しのほか、平日の営業時間内でないとできない送金手続きが休日や夜間でもできるため、今後同システムは急速に普及しそうだ。

365日24時間いつでも安全で即時に送金が可能

サービスを始めるのはメガバンクや地方銀行など61の銀行。このうち、りそなホールディングス<8308>のりそな銀行と住信SBIネット銀行、スルガ銀行<8358>の3銀行が先行して実施する。

マネータップは、米国リップル社のブロックチェーン関連技術を用いた最新のシステムである「RCクラウド2.0」に接続するためのアプリで、参加銀行間であれば、銀行口座番号による送金のほかに携帯電話番号やQRコードなどでも送金できる。  

QRコードで送金ができる。SBIホールディングスのニュースリリースより

サービス開始当初は個人間の少額の国内送金に限定しているが、将来は法人の送金にも拡がっていく可能性が高い。 

当面の対応銀行は先行の3銀行のみだが、みずほフィナンシャルグループ<8411>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>の三井住友銀行、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の三菱UFJ銀行なども名を連ねており、対応銀行は順次増えていく予定。 

ブロックチェーンは仮想通貨取引で用いられる技術で、鎖のようにつながった無数の取引記録(ブロック)を複数に分散して監視するシステムのため、改ざんが難しいと言われる。 

今回の携帯電話を用いた送金サービスは取引履歴を複数の参加者で認証することで安全性を高めている。