韓国・平昌冬季五輪の開幕が2月9日にいよいよ迫ってきた。日本選手の活躍に期待が日増しに高まる中、株式市場では選手の所属先企業や用具・用品メーカーなどの関連銘柄に改めて注目が集まりそうだ。メダルラッシュともなれば、株価が“大化け”する可能性もある。平昌五輪銘柄を総点検してみるとー。

平昌五輪のマスコット  Photo by Kārlis Dambrāns

有力選手を輩出する土屋HD、北野建設 

 平昌五輪をめぐっては韓国内で観戦チケットの売れ行き不振が伝えられたり、北朝鮮問題の参加で南北間の駆け引きがずるずる続いたり、さらに日韓関係険悪化で安倍晋三首相の開会式出席が危ぶまれるなど、競技以外の“場外戦”に注目が集まりがち。本番では各国選手が最高のパフォーマンスを発揮して大会を盛り上げてほしいものだ。

  前置きはさておき、まずは有力選手の所属先銘柄をみてみよう。

 北海道を地盤とする注文住宅会社の土屋ホーム(土屋ホールディングス<1840>の傘下)には、冬季五輪に史上最多8度目の出場となるノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明選手とスキー・ジャンプ女子の伊藤有希選手が所属する。“レジェンド”と形容される葛西選手は前回のソチ大会(ロシア)で銀メダルを獲得し、今回、日本選手団の旗手を務める。

 ソチでノルディック複合ノーマルヒル銀に輝いた渡部暁斗選手は北野建設<1866>。同社は長野県をエリアとする建設会社で、かつてノルディック複合団体でアルベールビル(フランス)、リレハンメル(ノルウェー)の2大会連続で金を獲得した荻原健司選手が所属していたことでも知られるウインタースポーツ界の名門だ。平昌には渡部暁斗選手のほか、弟の渡部善斗(ノルディック複合)、竹内択(ジャンプ)、岩渕香里(ジャンプ)、伊藤みき(モーグル)の各選手を送り出す。