ドロンジョとブラック・ジャックの広告でおなじみのパートナーエージェント<6181>が、2017年11月にアプリ開発のMrk & Coに1億円超の出資を行いました。Mrk & Coは米国とカナダで男女のマッチングアプリ「Dine」を提供しています。

パートナーエージェントは2016年6月に5万人以上もの会員を持つ、業界最大手IBJ<6071>のネットワークから離脱しました。理由はパートナーエージェントがリクルートなどと組んで、IBJと似たネットワークを築いたため。いわば、IBJに啖呵を切って5万人もの会員を捨てた形です。そんなパートナーエージェントはどんな未来を描くのか、という話です。この記事では、以下の情報を得ることができます。

①パートナーエージェントの遍歴

②マッチングアプリの将来性

パートナーエージェント
パートナーエージェントスペシャルページ

会員同士を繋ぐインフラが稼ぐポイントに

まずは結婚相談所ビジネスについて説明します。

結婚相談所には二つのタイプがあります。一つがデータマッチング。ツヴァイや楽天、オーネットなどが有名です。もう一つが仲人型です。専任カウンセラー(世話焼き人)がついて、相談者にぴったりな人を見つけるというモデルです。

データマッチングが手軽で会員を集めやすいメリットがある反面、適当に加入する人が多いので成婚率が低いというデメリットがあります。仲人型の結婚相談所は本気で結婚したい人が集まるので、比較的年収や社会的地位が高く、真面目な人が多いです。成婚率が高まり、会費のほかに成婚料が入りやすくなります。

パートナーエージェントは仲人型のビジネスモデルです。年収の制限などを設けて、本気で結婚を考えている質の高い会員を持っています。現在の会員数は12,000人ほど(2018年3月期第2四半期決算短信補足資料)。この会員を集めることが結婚相談所ビジネスの肝です。

それなら、手っ取り早く会員を集めるため、企業買収してしまえばいいじゃないかと思うじゃないですか。ところがそうもうまくいかないのです。なぜなら、結婚相談所は個人事業レベルで営業している店舗が、全国津々浦々に散らばっているからです。

それを上手くまとめ上げたのが、IBJです。同社は日本結婚相談所連盟を立ち上げて、1,629社を繋ぐネットワークを構築しました。会員数は現在59,165名です。結婚相談所は紹介相手が増えてハッピー、顧客は選べる幅が増えてハッピー、IBJはシステム利用料を徴収できてうっはうは、というわけです。つまり、いち早く結婚相談所同士のインフラを築いて業界の覇者になりました。

パートナーエージェントも、立ち上げ当初はIBJのネットワークに加入していました。しかしながら、2016年6月に突如として脱退したのです。

正式な発表はありませんが、パートナーエージェントが、「コネクトシップ」という独自のシステムを築いたことにIBJが反発したと言われています。

コネクトシップの主な加盟団体はこんな感じです。

・ゼクシィ縁結びカウンター

・Yahoo!婚活コンシェル

・エン婚活

リクルートが運営するゼクシィ縁結びカウンターが加盟するなど、知名度の高い団体が目立ちます。他にも日本仲人連盟や日本結婚相談所協会などの、個人事業などを取りまとめる団体も集まりました。

パートナーエージェントが、力のある会社をバックにつけて謀反を起こした様子が浮かび上がってきます。

IBJ
IBJ公式ホームページ