コンビニ中堅のミニストップ<9946>、靴小売り大手のジーフット<2686>、遊戯施設事業のイオンファンタジー<4343>のイオン<8267>傘下の上場企業3社が、新型コロナウイルスの影響で未定としていた2021年2月期の業績予想を相次いで公表した。 

それによると3社ともに営業、経常、当期の全段階で赤字の見通しで、当期赤字については、ミニストップが4年連続、ジーフットが3年連続、イオンファンタジーが2年連続という厳しい内容となった。 

新型コロナウイルスの影響を理由に2021年2月期通期の業績予想を未定としているイオン傘下の国内上場企業はほかに3社あり、これら3社の数字によっては、経常損益、当期損益を未定としているイオン本体の数字も厳しいものになりそうだ。 

イオンファンタジーは100億円を超える当期赤字に 

ミニストップは2020年8月11日に2021年2月期の業績予想を発表した。売上高は前年度比3.4%減の1869億8900万円と、1ケタ前半の落ち込み率にとどまるものの、営業赤字は33億8600万円、経常赤字は36億6500万円、当期赤字は39億6900万円と、いずれも赤字額は30億円を超える。 

第1四半期の国内既存店売り上げが前年同期比95.5%だったのが、第2四半期は95.9%に改善し、第3四半期以降は第2四半期の水準以上で推移する見込みだが、海外事業が韓国、中国、ベトナム、フィリピンの全ての国で営業赤字が前年よりも拡大する見込みという。 

ジーフットは幅を持たせた予想を8月19日に発表した。2021年2月期の売上高は690億-720億円で、前年度より19.2%-22.5%減る見込み。損益は営業、経常がそれぞれ55億-75億円の赤字、当期は60億-85億円の赤字を見込む。 

新型コロナウイルスの影響は徐々に縮小するものの、第1四半期に営業、経常、当期の全段階で40億円を超える赤字に転落したのが響いた。 

イオンファンタジーは8月25日に2021年2月期の業績予想を発表した。売上高は前年度比35.4%減の475億円で、営業赤字は78億円、経常赤字は87億円、当期赤字は110億円を見込む。 

9月以降の売上高は前年同期の70%-90%ほどに回復する見込みだが、第1四半期の売り上げが前年同期の5分の1ほどに落ち込んだのをカバーしきれない見込みだ。