2021年2月期に2年ぶりに最終赤字に転落する見込みの吉野家ホールディングス(HD)<9861>が、2年後の2023年2月期に復活の見通しを掲げている。
新型コロナウイルスの影響で2021年2月期第1四半期は、傘下の吉野家、はなまる、京樽がいずれも赤字に転落したが、構造改革を進めることで2023年2月期の収益はコロナ前の2020年2月期の水準に回復するとみる。
こうした強気見通しの裏付けとなっている戦略はどのようなものなのか。復活のシナリオを見てみると...
新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、日本企業の海外子会社が経営破綻するケースや、海外子会社や事業の売却を余儀なくされるケースなどが次第に目立ち始めてきた。