富士フイルムホールディングス(HD)<4901>が、新型コロナウイルスに関する検査、治療、予防の全領域で積極策を推し進めている。
傘下企業の富士フイルム和光純薬(大阪市)が7月31日に、唾液から1時間で新型コロナウイルス遺伝子を検出することのできる試薬と検出キットを発売した。
同じく傘下の富士フイルム富山化学(東京都中央区)は、新型コロナウイルス治療薬として期待されているアビガンの生産能力を、2020年9月までに生産を始めた3月上旬比約7倍となる月間約30万人分に高める増強計画に取り組んでいる...