セブン-イレブン・ジャパン(セブン&アイHD 2005年9月1日設立)✖️三井物産(1947年7月25日)

次に、セブン-イレブン・ジャパンに目を向けてみます。

セブン&アイ・ホールディングス<3382>の詳細は4月の記事で詳しくお伝えしておりますので割愛しますが、井阪隆一氏が率いるセブン&アイHDはとても期待ができますし、恐らく2019年から始まるであろう大きな改革にも注目したい企業です。

現在、セブン&アイHDは三井物産<8031>と資本提携の関係にありますが、今回取り上げた3組の相性の中で最も関係性が心配なのはセブン&アイHDです。
純粋に協力をするというよりは、お互いが可能性を制限し合っているような相性で、特に両企業で勤める社員同士がカラーの違いにストレスを感じていそうな印象があります。
良い面としては、流行への敏感さや企画力の鋭さにおいてはセブン&アイHDの能力を著しく向上させる相性です。
失敗もたくさんしますが成功することも多く、一発逆転の大ヒットも生みやすいでしょう。
とはいえ、この良い面を差し引いてもネガティブな印象の方が強く感じられますので、心配な相性といえます。

ただ、セブン&アイHDは三井物産との関係を保ちつつも、より良い商品を仕入れる為なら伊藤忠商事との関係も見直すなど、とても上手に立ち回っているそうで、このような等距離外交をしているならば先ほどのネガティブな相性は表面化しづらいでしょう。

セブン&アイHDが相性の悪さを理解した上でこのような立ち回りをしているのだとしたら、かなりの智略家であり、自社のアイデンティティをかなりのレベルで理解しているということになります。

さすがに業界トップと言うところでしょうか。

それだけにセブン&アイHDが今後どのように提携会社の間を立ち回るのかが見ものです。
どこかの企業の子会社になるのか、または独立企業としてこのままさらなる発展をみせてくれるのか、これからの動向が気になる企業です。