ローソン(1975年4月15日設立)✖️三菱商事(1950年4月1日設立)

このように良好な相性の伊藤忠商事というパートナーを得たファミリーマートを追いかけるのが、業界3位のローソン<2651>です。

Photo by Yuya Tamai

竹増貞信社長が率いるローソンは、10月に開催されたカンファレンス(シーテックジャパン2018)で、AIやデジタル化が進み無言で買い物ができる未来ではなく、デジタル化しつつも地域に根ざした人の温かさを感じるコンビニエンスストアを目指すと明言していました。

「温かさ」が竹増社長の強調したいコトのように感じますが、占星術の視点から見たローソンはどのような企業かというと、先進的な試みを誰よりも率先して実行し、他の追随を許さないほどの勢いをもった、まさしく新時代のオピニオンリーダーを体現するような企業であると読めます。
かつて「カウンターFF(ファストフード)」をどこよりも先にサービス展開し「からあげクン」等の大人気商品を生み出して業界を牽引した姿が、本来のローソンの強みが発揮された姿であるといえます。

竹増社長が伝えた「温かい未来」の構想は、まだ予測可能な範囲のイメージであると思えます。
しかし、誰も予想することができなかった、そして周りがつい反対してしまうようなイノベーションを起こすのが本来のローソンという企業の立ち位置なのです。
そして、そのイノベーションをさらに後押ししてくれる相性をもっているのが、三菱商事<8058>です。

誰も実現したことのない未来を創造するという点において、両企業が煽り合っているような相性ですので、本来のローソンの強みが発揮されたときの爆発力は、これまで以上にとても大きなインパクトを業界に与えると予想できます。
もちろん人の温かさは重要事項ですが、三菱商事とのタッグはそれを踏まえた上での意外性を打ち出すローソンの施策に期待をしたくなる相性です。

お互いの強みを倍加させる相性ですので、シナジー効果としてはとてもメリットを感じる企業関係といえるでしょう。
ただ、実はこのメリットの大きいシナジー効果はローソンにとっては……という条件付きの相性です。

相性というのは、両社にとって必ずしもWIN WINにならない事が多く、三菱商事にとってはなかなかの息苦しさを感じる企業関係です。
ローソンが様々な施策を打ち出すほどに、三菱商事がかなり無理を強いられる傾向があり、それは相当なストレスを発生させそうです。
常に無理難題をいうローソンに反抗心が芽生えてしまうのではないかと、心配になるような関係なのです。

この三菱商事とローソンの親子関係は、ローソンがイニシアティブをとっているのではないかと思える相性であり、ローソンの発展の条件には三菱商事が息切れしない程度の距離感をもった関係性にするのが重要でしょう。