【株価】世界景気回復期待で持ち直し

 株価は2015年6月に3500円近くまで上昇した後、長らく低迷が続いた。中国経済の減速を背景に鋼材市況が悪化したことが重荷となっている。その後、2016年末ごろから世界景気の回復期待が高まったことで株価は上昇に転じた。2017年2月に日新製鋼へのTOB株式公開買付け)の開始、SUMCOの一部株式売却とそれに伴う持ち分法投資損益の増加による2017年3月期純利益予想の上方修正を発表。選択と集中を加速する姿勢を鮮明にしたことも株価の支援材料になっているようだ。

 今期の予想PER(株価収益率)は31倍とJFEホールディングス(約25倍)と比べて高い。JFEと比べて株価に割安感はない半面、新日鐵住金の相対的な競争優位性が反映されているとの見方もできそうだ。