2006年6月に歴史的合意に達したミッタル・スチールとアルセロールの経営統合の舞台裏を明かすドキュメンタリーだ。両社の合併により誕生したアルセロール・ミッタルは、粗鋼生産量9642万トンと世界最大の鉄鋼メーカーとなった。その舞台裏はいかに。
新日鉄住金が反転攻勢の姿勢を鮮明にしている。中期経営計画で事業投資枠を従来中計の2倍の6000億円と設定。現在進行中のM&A案件はインド鉄鋼大手の共同買収、山陽特殊製鋼の子会社化など目白押しだ。来年4月には「日本製鉄」への社名変更を控える。
新日本製鉄と住友金属工業が統合し2012年に発足した新日鐵住金。世界2位の生産規模を生かしたコスト競争力と高付加価値鋼材を武器に底堅い業績を維持する。海外メーカーが苦境に陥る中、攻めのM&Aに打って出ようとしている。