【経営陣】新日鉄出身者で構成

 新日鐵住金の代表取締役は会長から副社長まで8名で構成され、うち7名が新日本製鉄出身者である。会長である宗岡正二氏(70歳)は、全日本柔道連盟の会長でもある。新日鐵住金の前身である新日本製鉄に第1期生として入社し、2008年4月より三村明夫前社長(現相談役)より社長職を引き継いでいる。社長である進藤孝生氏(67歳)は、1973年に新日本製鉄に入社以来、様々な工場、部署、役職を経て2014年4月に社長に就任している生え抜きの社長である。社長以下、大半の役員は新日鐵住金前身の新日本製鉄、若しくは住友金属工業出身者で占められ、社外取締役も元国鉄出身者や外務省出身者と異業種の出身者はほぼいないという構成になっている。

【株主構成】金融機関と保険会社が上位に

新日鐵住金の主要株主
氏名または名称 所有株式数(千株) 持ち株比率
日本トラスティ・サービス信託銀行 398,797 4.2%
日本マスタートラスト信託銀行 268,068 2.8%
日本生命保険 245,324 2.6%
住友商事 182,690 1.9%
みずほ銀行 162,998 1.7%
三井住友銀行 146,470 1.5%
明治安田生命保険 139,607 1.5%
三菱東京UFJ銀行 136,554 1.4%
STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 116,762 1.2%
日本トラスティ・サービス信託銀行 113,466 1.2%
1,910,736 20.0%
2016年3月末時点、有価証券報告書に基づき作成

 2016年3月末時点の株主構成を見ると、1位から10位まで6位の住友商事を除き、ほとんどが金融機関と保険会社で占められている。元々、日本の大企業は取引銀行との株式の持ち合いを行っていたことから、その慣習が残っているものと思われる。

相互保有株式
氏名または名称 所有株式数(千株) 持ち株比率
NSユナイテッド海運 620 0.07%
日鐵住金物産 184 0.02%
テツゲン 96 0.01%
黒崎播磨 37 0.00%
スチールセンター 13 0.00%
光和精鉱 10 0.00%
共英製鋼 7 0.00%
西部タンカー 2.5 0.00%
大同商運 0.1 0.00%
2016年3月末時点、有価証券報告書に基づき作成

 ただし、鉄鋼業界特有の株式の持ち合いというものも存在しており、上位株主には記載されない1%未満の株式の保有を複数の鉄鋼会社や海運会社が保有している。