出光興産は石油元売り2位、昭和シェル石油は同4位。両社は2015年7月、経営統合の協議を始めた。出光がロイヤル・ダッチ・シェル・グループから昭和シェルの株式(議決権比率33.3%)を取得し、昭和シェルの筆頭株主になったのが契機となった。同年11月には経営統合に関する基本合意を締結し、事はスムーズに運ぶかに見えた。ところが、出光の創業家が両社の社風の違いなどを理由に強硬に反対し、以降、統合計画は宙に浮く形となっていた...
武田薬品工業が6兆8000億円で、アイルランドのバイオ薬品メーカー・シャイアーを買収する。日本企業のM&Aとしては過去最高額。両社の売上高の合計は約3兆円となり、世界の製薬業界の10位以内に入る。