富士フイルム、ゼロックス買収に「黄信号」灯る

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富士フイルムホールディングス(HD)<4901>による米ゼロックス買収に「黄信号」が灯っている。米ゼロックスが5月1日、富士フイルムHDの買収計画について撤回を含めて見直すと発表した。

買収に反対してきたゼロックスの大株主2人との和解案として、今回の買収交渉を主導してきたジェフ・ジェイコブソンCEO(最高経営責任者)ら経営陣が退任し、後任に反対派が推す候補が就くことになった。4月末には米裁判所が買収差し止めの仮処分を決定しており、法廷闘争も待ち構える。富士フイルムHDの戦略に急ブレーキがかかったことで、9月までに買収を完了するスケジュールは断念せざるを得ない情勢だ...

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