サマンサタバサ、2期連続の最終赤字でピンチ

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サマンサ、決算会見「販売不振と出荷遅延で2期連続の最終赤字」

公開日付:2018.04.23

 販売の落ち込みや出荷遅延などで経営不振に苦しむ(株)サマンサタバサジャパンリミテッド(TSR企業コード:293842310、港区、寺田和正社長)が4月20日、都内で決算会見を開いた。
 同日午後4時から開かれた会見には、寺田社長らが出席。約100名の報道関係者やアナリストが集まった。決算説明で菅原隆司取締役が、前期(2018年2月期)が減収減益となった要因を「出荷の遅延などが解決しなかった。また、店舗整理や棚卸の廃棄などを行った」と報告した。
 寺田社長は今期(2019年2月期)について、「原点回帰から原点進化へ」と意気込みを語り、成果にこだわっていく姿勢を示した。
 今期はカンパニー制導入や店舗改装などの改革を進め、最終黒字化を見込んでいる。だが、業績悪化やキャッシュ減少など課題も山積し、改善の舵取りを推し進める寺田社長の手腕が注目される。

サマンサタバサ店舗(4月撮影、横浜市内)東京商工リサーチ

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