首都圏攻防で、その存在感を急速に高めているのがコーナン商事。2019年6月にLIXILグループ系列でプロ向け建築資材卸の建デポ(東京都千代田区)を傘下に収めた。建デポは全66店舗中、40店舗が一都三県。買収金額は約240億円で、コーナンとして過去最大のM&Aに踏み切った。
さらにコーナンは今年2月、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧ドンキホーテホールディングス)傘下のドイト(さいたま市)からホームセンター事業(16店舗)を約68億円で買収した...
コロナ禍が日本経済を大きく変える可能性が出てきた。現時点では落ち着いている物価が、一転して上昇しかねない芽が育ちつつあるのだ。景気後退期の物価高は経済を破壊しかねない。その代表的な業界が航空と携帯電話だ。これらの業界で何が起こっているのか?
リユース品(中古品)業界でM&Aが活発だ。8月の3件を加え、今年に入って累計12件となり、2ケタに乗せた。2019年、2018年はそれぞれ4件で、増加ぶりが際立つ。ブランド品や古本などにとどまらず、中古農機にもM&Aが波及している。
わが国初となる新型コロナウイルス感染症による病院倒産が発生した。岸本整形外科(岡山県真庭市)がそれ。病院の経営状況は厳しく、コロナ禍が追い打ちをかける。これから病院の破綻は多発するだろう。地域医療を担う病院を破綻から救う道はM&Aしかない。
新型コロナウイルスのワクチンと治療薬で世界のトップを走る英米の製薬メーカー2社の合併が囁かれている。英アストラゼネカが米ギリアド・サイエンシズに提携に向けた交渉を持ちかけたという。まだ交渉には入っていないが実現すれば過去最大の合併になる。