結婚式場運営大手のテイクアンドギヴ・ニーズ<4331>が、9月30日海外ウエディングを手掛ける子会社グッドラック・コーポレーション(品川区)を、不動産業のケン不動産リース(港区)に売却します。この取引でT&Gは株式譲渡の特別損失16億円を計上する見込みです。
新型コロナウイルスの感染拡大で不要不急の渡航が禁止され、海外ウエディングは壊滅的な打撃を受けました。T&Gはこの影響が長期化することを見越して子会社の譲渡を決断。国内の婚礼に経営資源を集中して立て直しを図ります...
新型コロナウイルスの影響で業績を下方修正した上場企業数が1066社となり、初めて1000社の大台を突破した。また下方修正の結果、消失した売上高が9兆6264億円となり、10兆円まであとわずかなところまで迫っていることが分かった。
7月も産業界では希望退職者を募集する動きが加速した。シチズン時計、ミツバの製造業2社が500人規模で募集するのをはじめ、6社が計画を発表した。外食大手のペッパーフードサービスは主力の「いきなりステーキ」事業の縮小で200人程度を募る。
内紛に端を発する定食大手、大戸屋ホールディングスをめぐる攻防戦は6月25日に最大のヤマ場を迎える。大戸屋の定時株主総会で、会社側、筆頭株主のコロワイドの双方が取締役案の賛否を諮る。経営陣の刷新を求めるコロワイドに大戸屋は猛反発している。
今年に入って希望退職者の募集を発表した企業は合計24社に上り、昨年同時のほぼ2倍のハイペースで推移している。旅行や小売りなどの一部業種では新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化が引き金になったケースも出ている。