内紛に端を発する定食大手、大戸屋ホールディングスをめぐる攻防戦は6月25日に最大のヤマ場を迎える。同日開かれる大戸屋の定時株主総会で、会社側、筆頭株主のコロワイドの双方が取締役案の賛否を諮る。経営陣の刷新を求める株主提案を行うコロワイドは取締役の半数以上を派遣し、大戸屋の子会社化を視野に入れているが、大戸屋は猛反発している。
両陣営は株主総会に向け、激しい委任状争奪戦を展開。今年の場合、新型コロナ感染の影響下、株主には出席見合わせを要請している特有の事情もあり、勧誘合戦はこれまでになくヒートアップした...