新型コロナウイルスの影響で業績を下方修正した上場企業数が1066社となり、初めて1000社の大台を突破した。また下方修正の結果、消失した売上高が9兆6264億円となり、10兆円まであとわずかなところまで迫っていることが分かった。

信用調査会社の帝国データバンクが2020年8月31日までに業績予想修正の適時開示情報を発表した上場企業のうち、新型コロナウイルスの感染症拡大を理由に業績を下方修正した企業について集計した。

上場企業の4分の1以上が下方修正

新型コロナウイルスの影響で業績を下方修正した企業は5月の369社をピークに6月は121社、7月は92社と減少していたが、8月は131社と増加に転じた。7月から8月にかけて感染拡大の第2波への懸念が広がったことなどが要因と見られる。

1000社の大台を超えたことで、3800社ほどの全上場企業のうち4分の1以上が業績を下方修正したことになる。

業績を下方修正した1066社のうち最も多かったのが製造業で全体の51.8%を占めた。次いでその他(持ち株会社をを含む)の29.0%、卸売業の6.1%と続いた。最も少なかったのは建設業の0.7%だった。

【2020年2月-8月に新型コロナウイルスの影響で業績の下方修正を発表した上場企業数】

文:M&A Online編集部