トップ > M&A速報 >DCMホールディングス<3050>、同業でホームセンター中堅のケーヨー<8168>をTOBで子会社化
M&A速報

DCMホールディングス<3050>、同業でホームセンター中堅のケーヨー<8168>をTOBで子会社化

2023-09-29
alt
ケーヨーが展開するホームセンター「ケーヨーデイツー」の店舗(東京都内)

DCMホールディングスは29日、同業でホームセンター中堅のケーヨーに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。DCMは現在、株式31.86%を所有するケーヨーの筆頭株主。DCMは残る株式を1株1300円で買い付ける。買付代金は最大523億円。DCMは2017年1月にケーヨーと資本業務提携し、商品、物流、販促面で連携を進めてきたが、子会社化で一体的な運営を目指す。ケーヨーはTOBに賛同している。

買付価格の1300円はTOB公表前日の終値830円に56.63%のプレミアムを加えた。買付予定数は4024万5027株。下限は所有割合35.68%にあたる2080万7500株で、既所有分と合わせ議決権ベースで3分の2以上となる水準に設定。買付期間は10月2日~11月14日の30営業日。決済の開始日は11月20日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

ケーヨーは1952年に京葉産業として発足し、ガソリンスタンド事業に乗り出した。1974年にホームセンター事業に進出し、1979年に現在のケーヨーに社名を変更。現在、関東を中心に東北、甲信、東海、近畿地区に「ケーヨーデイツー」の名称で164店舗を展開する。2023年2月期売上高は955億円。1984年に東証2部に上場し、1988年に東証1部に昇格(2022年4月に東証プライム市場に移行)。

一方、DCMは2006年にホーマック、カーマ、ダイキの3社が経営統合して発足。2023年2月期売上高は4768億円で、ホームセンター業界でカインズに次ぐ2位。DCMは2020年に中堅ホームセンターの島忠に対してTOBを実施し子会社化を試みたが、ニトリホールディングスが実施した対抗TOBに敗れた経験を持つ。

関連の記事

関連のM&Aデータベース

No. 開示日 買い手 対象企業・事業 売り手 業種 ▽ スキーム ▽ 取引総額(百万円) ▽ タイトル
1
2016年6月28日
DCMカーマ(株)、(一財)布能育英会、(株)山梨中央銀行、くろがねや従業員持株会、他2社、個人株主4名ほか
2
2016年3月17日
ユーホーム(ホームセンター)8店舗
未確定
3
2015年4月10日
株主
4
2014年8月12日
ホームセンター「ハッピーワン」3店舗
フジタ産業(株)
未確定
5
2010年11月9日
ダイレックス(株)
非公表
6
2014年7月30日
家電製品販売を除くホームセンター事業((株)ホームエキスポ)
非公表

M&A速報検索

クリア