その第一弾が2018年7月に完了する予定のカイロスの子会社化だ。カイロスは小型、軽量、高精細な8K硬性内視鏡カメラの開発企業で、すでに製品化に成功している。8Kは2K(現行のハイビジョンカメラ)の16倍の解像度を持ち、自然界の色が実物に近く、明暗をくっきりと表現できる特徴がある。
外科手術で用いれば、視野が拡大し医師の負担軽減につながるという。カイロスでは8K技術を用いた眼科や脳外科手術用の顕微鏡などを開発中で、エア・ウォーターの医療機器と連携し、手術室ビジネスを拡大する計画だ...
新日鉄住金が反転攻勢の姿勢を鮮明にしている。中期経営計画で事業投資枠を従来中計の2倍の6000億円と設定。現在進行中のM&A案件はインド鉄鋼大手の共同買収、山陽特殊製鋼の子会社化など目白押しだ。来年4月には「日本製鉄」への社名変更を控える。
日立造船が今後10数年をかけて売上高1兆円を目指すという壮大な計画を伴った航海に出た。2030年に達成する目標として1兆円の売上高のほかに、営業利益率10%以上、海外売上高比率50%以上という数値を掲げた。
2018年4月、桧家ホールディングスが「ヒノキヤグループ」に社名変更した。これに先立つ同年3月、同社は東証一部に上場している。創業からわずか30年で押しも押されもせぬ注文住宅会社となったヒノキヤグループ。急成長の原動力となったのはM&Aだった。
ヨシムラ・フード・ホールディングスが中小食品会社を次々に傘下に収めている。食品業界に特化して、経営に行き詰まった企業のM&Aを繰り返し、グループで相互補完・相互成長する独自のビジネスモデルを作り上げた。躍進を遂げる同社を要ウオッチ!