エア・ウォーター＜4088＞、子会社の川崎化成工業＜4117＞をTOBで上場廃止へ

エア・ウォーターは、子会社の川崎化成工業に対してTOB（株式公開買い付け）を実施し、完全子会社化すると発表した。現在の出資比率は50.14％。医薬・農薬の中間体の受託合成などのファインケミカル事業を強化するのが狙い。川崎化成はTOBに賛同している。TOB成立後は上場廃止となる見通し。

買付価格は1株340円で、TOB公表前営業日の終値236円に対して44.07％のプレミアムを加えた。買付予定数は1928万2857株で、下限は所有割合16.53％にあたる639万1196株。買付代金は約65億5600万円。買付期間は2018年2月8日から3月26日。決済の開始日は3月30日。公開買付代理人はSMBC日興証券。