産業ガスは鉄鋼や紙、半導体など多くの産業で副資材として使われているため、需要が大きく変動することはない。ガスの製造技術や輸送方法、販路なども確立しており、新たな技術の導入や新市場の開拓などの余地は小さいといえる。このため技術や時間を買うM&Aの必要性がなく、必然的に医療やエネルギー、農業、食品などの分野でM&Aが多くなるわけだ。
同社は2021年3月期に1兆円企業を目指しているが、その道のりはそれほどなだらかではない。2019年3月期の売り上げ見込みは8200億円...
新日鉄住金が反転攻勢の姿勢を鮮明にしている。中期経営計画で事業投資枠を従来中計の2倍の6000億円と設定。現在進行中のM&A案件はインド鉄鋼大手の共同買収、山陽特殊製鋼の子会社化など目白押しだ。来年4月には「日本製鉄」への社名変更を控える。
日立造船が今後10数年をかけて売上高1兆円を目指すという壮大な計画を伴った航海に出た。2030年に達成する目標として1兆円の売上高のほかに、営業利益率10%以上、海外売上高比率50%以上という数値を掲げた。
2018年4月、桧家ホールディングスが「ヒノキヤグループ」に社名変更した。これに先立つ同年3月、同社は東証一部に上場している。創業からわずか30年で押しも押されもせぬ注文住宅会社となったヒノキヤグループ。急成長の原動力となったのはM&Aだった。
ヨシムラ・フード・ホールディングスが中小食品会社を次々に傘下に収めている。食品業界に特化して、経営に行き詰まった企業のM&Aを繰り返し、グループで相互補完・相互成長する独自のビジネスモデルを作り上げた。躍進を遂げる同社を要ウオッチ!