武田薬品工業<4502>は2019年1月8日、アイルランドの製薬会社シャイアーの買収が完了し、シャイアーが武田薬品の完全子会社になった発表した。

合わせて買収に必要な3兆円をこえる借入金の金利が約2.3%であることを初めて公表。これをもとに純有利子負債/EBITDA倍率が買収完了後3年から5年で2.0倍以下に戻すことができるとした。

また、シャイア―株主による買収に対する賛成率が99.8%(武田薬品株主の賛成率は89.1%)と高率であったことも明らかにした。

武田薬品のクリストフ・ウェーバー代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)は「予想よりも数カ月早く買収を完了できたことをうれしく思う」としたうえで、今後については「優れた能力を有する専門的な統合チームが統合プロセスをリードする」とし、PMI(M&A成立後の統合プロセス)に自信を示した。

PMIは日本企業による海外企業の買収で失敗する大きな要因となっており、今後は武田薬品が目指す新しい組織体制の下で、両社のシナジーをどのように発揮していくかがポイントとなる。

文:M&A Online編集部