日立製作所<6501>が攻守で活発な動きを見せている。英国の原子力発電所新設計画を凍結する「守り」の策と、スイスABBの送配電事業の取得、台湾のエレベーターメーカーの買収という「攻め」の策を相次いで打ち出した。
ABBの送配電事業の取得に投じる金額は7140億円(2018年12月17日発表)、英原発新設計画凍結により発生する特別損失は3000億円(2019年1月17日発表)、台湾メーカーの買収に投じる金額は766億円(2019年1月16日発表)と、この1カ月ほどの間に1兆円を超える案件を決めた...
武田薬品工業によるアイルランドの製薬会社シャイアーの買収準備がまた一つ整った。武田薬品は同社の米国預託証券がニューヨーク証券取引所に、2018年12月24日に上場される見込みであると発表した。