LINE<3938>がホワイトハッカーを抱え入れることになった。仮想通貨交換所やブロックチェーン、フィンテック、人工知能(AI)などの分野で、セキュリティー機能を強化するのが狙いだ。 

有名なホワイトハッカーが集まる企業を完全子会社化

LINEは韓国の子会社LINE Plusを介して、攻撃型リサーチやハッキング対策などの高いコンピューター技術を持つ、韓国のセキュリティ会社GrayHashを完全子会社化した。 

GrayHashのイ・スンジン最高経営責任者(CEO)は、ソウル東部地検サイバー捜査局や韓国軍サイバーコマンドのアドバイザーで、世界中のハッカーが集まるハッキングコンテスト「DEFCON CTF」に、アジア人として初めて本選に出場した人物。 

イ・スンジン氏をはじめ韓国の国防部、サイバー司令部などで活躍した有名なホワイトハッカーが集まって結成したのがGrayHashで、サービスの弱点を事前に把握し、対応することを中心に、セキュリティ分野でコンサルティングを行っている。 子会社化を機に社名をGrayHasからGrayLabに変更する。

LINEは「セキュリティの強化のため、今回のような企業との連携を積極的に行っていく」としており、さらなるM&Aもありそうだ。 

ホワイトハッカーは、悪意をもってコンピュータシステムへの侵入や攻撃などを行うハッカーからシステムを守る人たちで、ハッカーと同じようにコンピュータやネットワークに対する高い技術を持つ。

自身の持つ技術を善良な目的に使うため、データを盗み出したり破壊活動を行ったりするブラックなハッカーと区別して、ホワイトハッカーと呼ばれる。

文:M&A Online編集部